盛夏と恵みの雨 2012.8.9

Posted at 08/09 無農薬コシヒカリを育てる »

立秋を過ぎましたが、まだまだ暑い日が続いています。

しかし、ここ数年続いた熱帯夜は、今年はほとんどありませんでした。


それと、降水量が少ないようです。

雨は、空から降り注ぐ中で、空中の窒素を地表に届けてくれる役割をしてくれます。

「窒素」とは、植物が成長するための大事な養分です。


もちろん、水分も大切なのですが、しっかりと育つための天然の肥料みたいなものです。

なんか、熱中症予防で水分だけ摂るのでなく、塩分や糖分も摂る必要がある人間の仕組みと、何が似ているような気がします。

「恵みの雨」の中には、水そのものを大事に思う心と、人が知らない自然の摂理が含まれているように思います。

また、暑い夏は、土も乾燥しがちです。
少ない量の雨でしたら、地表が濡れる程度で、すぐ蒸発してしまいます。

しかし、稲は、その蒸発した水蒸気を、葉から吸収できるんですね。

根からも、葉からも吸収できる、そんな能力を稲は持っています。


こうして、稲自体がしっかりと生長していますので、これから、出穂(しゅっすい)、開花を迎え、登熟期まで、この気温の寒暖差があれば、いつも以上においしいコシヒカリができるでしょう。

期待しながら、農作業に励みます。

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